タロット占いを始めてみたいけれど、カードの種類が多くて難しそうと感じていませんか。特に、本格的な78枚のカードで占う方法には、憧れと同時に「カードの意味がわからない」「どうやって占うの?」といった不安を抱くタロット初心者の方も多いかもしれません。しかし、78枚のカードは、一枚一枚が豊かな物語を持っており、それらを組み合わせることで、より深く、具体的なメッセージを受け取ることが可能です。
この記事では、78枚のフルデッキを使った本格的な占いについて、その基本から実践的な知識までを網羅的に解説します。カードの構成や意味の捉え方、具体的な占い方、そして占う際の注意点まで、一歩ずつ丁寧にご紹介。この記事を読めば、78枚占いのハードルが下がり、あなたも自信を持ってカードと向き合えるようになるでしょう。
・初心者でもできる占い方と注意点
・LUA氏のタロット本の魅力と活用法
・無料でタロット占いを楽しむ方法
78枚のカードで占うタロット占いの基本知識
- タロットカードの枚数は全部で何枚?
- 大アルカナと小アルカナ全カードの一覧
- 占いによく使うカードとは?
- 各カードが持つ基本的な意味の解釈
- 占う際にめくる枚数の基本
- タロット占いでやってはいけないこと
タロットカードの枚数は全部で何枚?
タロットカードは、全部で78枚のカードで構成されているのが基本です。この78枚のカードは、大きく分けて「大アルカナ」と呼ばれる22枚のカードと、「小アルカナ」と呼ばれる56枚のカードの二種類に分類されます。
大アルカナは、人生の大きなテーマや転機、精神的な学びなどを象徴するカード群です。一方、小アルカナは、日常生活における具体的な出来事や人物の感情、状況などを表しています。
このため、78枚すべてを使って占うことで、人生の大きな流れと日々の細やかな出来事の両側面から、物事を多角的に読み解くことが可能になります。初心者のうちはカードの多さに圧倒されるかもしれませんが、まずはこの基本的な構造を理解することが、78枚占いへの第一歩となります。
大アルカナと小アルカナ全カードの一覧
78枚のカード構成を具体的に把握するために、大アルカナと小アルカナの全カードを一覧でご紹介します。小アルカナはさらに4つの「スート」と呼ばれるグループに分かれています。
占いによく使うカードとは?
タロット占いでは、占う内容や目的によって使用するカードの種類を使い分けることがあります。最もシンプルな方法は、22枚の大アルカナのみを使用する占術です。これは、質問に対して「イエスかノーか」といった大きな方向性や、物事の本質を知りたい場合に適しています。
一方で、恋愛や仕事における相手の気持ち、今後の展開、具体的なアドバイスなど、詳細な情報を得たい場合には、78枚すべてのカードを使う占術が用いられます。小アルカナを加えることで、物語の背景や登場人物の心情、細かな状況の変化まで読み解けるようになり、占いの解像度が格段に上がるのです。
したがって、占いによく使うカードはどちらか一方というわけではなく、占いたい内容に応じて選択するのが一般的です。初心者のうちは大アルカナだけで慣れてから、徐々に小アルカナを加えていくというステップを踏むのも良い学習方法と考えられます。
各カードが持つ基本的な意味の解釈
78枚すべてのカードの意味を一度に暗記しようとすると、挫折の原因になりかねません。大切なのは、各カードが持つ中核的なイメージ、つまり「キーワード」を掴むことです。
大アルカナの解釈
大アルカナは、0番の「愚者」から21番の「世界」まで、人が成長していく過程を描いた物語として解釈できます。例えば、「愚者」は自由な旅の始まり、「魔術師」は創造の力、「女帝」は豊かさや母性、「皇帝」は権威や父性を象徴します。これらの普遍的なテーマを理解することが解釈の土台となります。
小アルカナの解釈
小アルカナは、「ワンド(火)」「カップ(水)」「ソード(風)」「ペンタクル(地)」という四大元素に分類され、それぞれ異なるテーマを持ちます。
- ワンド:情熱、行動力、インスピレーション
- カップ:感情、愛情、人間関係
- ソード:知性、思考、試練
- ペンタクル:物質、現実、仕事、お金
これらのスートの特性と、1から10までの数字が持つ成長段階、そして人物カード(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)の役割を組み合わせることで、カードの意味を推測できるようになります。また、カードが正位置で出るか逆位置で出るかによって、意味合いが肯定的に現れるか、課題や過剰な状態として現れるかが変わってくる点も解釈の鍵です。
占う際にめくる枚数の基本
タロット占いの展開法(スプレッド)によって、めくるカードの枚数は異なります。ここでは、初心者にも比較的取り組みやすい代表的なスプレッドをいくつかご紹介します。
- ワンオラクル(1枚引き):今日の運勢や、特定の質問に対する簡単な答えが欲しいときに用います。1枚のカードから直感的にメッセージを受け取る練習になります。
- スリーカード(3枚引き):過去・現在・未来、あるいは問題の原因・現状・解決策といった時間軸や流れを読むのに適したスプレッドです。3枚のカードの関連性を読む訓練になります。
- ヘキサグラム・スプレッド(7枚引き):特定の質問に対して、過去から未来への流れ、相手の気持ち、障害、最終結果などを多角的に見るのに使われます。
- ケルト十字スプレッド(10枚引き):最も有名で複雑なスプレッドの一つです。問題の核心、潜在意識、周囲の状況、最終的な結果まで、非常に詳細な情報を得ることができます。
まずは少ない枚数から始めて、カードの意味に慣れ親しんでから、徐々に複雑なスプレッドに挑戦していくのがおすすめです。占う際にめくる枚数の基本をマスターすることで、質問に応じた最適な占い方が選択できるようになるでしょう。
タロット占いでやってはいけないこと
タロット占いは強力なツールですが、その力を正しく使うためには、いくつかの注意点を守る必要があります。タロット占いでやってはいけないことの代表例は以下の通りです。
第一に、占いの結果に一喜一憂し、それに依存しすぎることは避けるべきです。タロットは未来を決定づけるものではなく、より良い未来を創るためのアドバイスをくれる存在です。あくまで参考として捉え、最終的な判断は自分自身で行う姿勢が大切になります。
第二に、同じ質問を何度も繰り返して占うのはやめましょう。これは「同じ質問をしないで」というタロットのタブーの一つで、カードへの信頼を失い、かえって混乱を招くだけです。一度出た結果を真摯に受け止め、次に行動を起こすことが求められます。
第三に、人の生死や病気の診断、ギャンブルの予測など、倫理的に問題のある事柄や、専門家の判断が必要な領域を占うべきではありません。また、相手の許可なくプライバシーを深く探るような占いも控えるのがマナーです。これらのルールを守り、健全な形でタロットと向き合うことが、占いをより有意義なものにします。
LUA式「78枚のカードで占う」を深く知る
- LUAの占いの本が初心者におすすめな理由
- 人気のluaタロット本を紹介
- luaタロットカードは存在する?
- リーディングが楽しくなる読み解きBOOKの活用法
- 無料で78枚占いができるサイトやアプリ
- まとめ:78枚のカードで占うタロットの魅力
LUAの占いの本が初心者におすすめな理由
数あるタロット解説書の中でも、特に占い師LUA氏の占いの本が初心者におすすめされるのには、明確な理由があります。その最大の魅力は、圧倒的な「ていねいさ」と「分かりやすさ」にあります。
多くの初心者がつまずきがちなカードの意味の解釈について、LUA氏の著書では、一枚一枚のカードが持つ世界観やストーリーが、豊富な写真やイラストと共に解説されています。これにより、単なるキーワードの暗記ではなく、イメージとしてカードの意味を直感的に理解できるよう工夫されているのです。
また、専門用語を極力避け、読者の目線に立った平易な言葉で説明されている点も、初心者にとっては心強いポイントです。占いの準備から、カードのシャッフル方法、具体的なリーディングのコツまで、一連の流れを順を追って学ぶことができます。このような理由から、LUA氏の本は、これからタロットを始める人にとって最適な一冊となりうるのです。
人気のluaタロット本を紹介
初心者から絶大な支持を集めている人気のluaタロット本が、『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』(日本文芸社)です。この本は、そのタイトルの通り、78枚すべてのカードについて、詳細かつ丁寧に解説されているのが最大の特徴になります。
大アルカナはもちろん、情報量が多く複雑になりがちな小アルカナについても、一枚ずつ見開きでじっくりと解説。カードの絵柄に描かれているシンボルの意味から、正位置・逆位置での解釈、恋愛や仕事、対人関係といった具体的な相談内容ごとのアドバイスまで、網羅的に学ぶことができます。
オールカラーで構成されており、美しいカードの写真を見ながら学習を進められるため、モチベーションを維持しやすいのも魅力です。まさに、78枚占いの「教科書」として、長く手元に置いておきたい一冊と言えるでしょう。
luaタロットカードは存在する?
「LUAさんの本で勉強するなら、カードもLUAさんオリジナルのものが欲しい」と考える方もいるかもしれません。2024年現在、LUA氏が監修やデザインを手がけた「luaタロットカード」という名称のオリジナルカードセットは、市販されていません。
LUA氏の書籍では、主に世界で最も普及している「ウェイト・スミス版(ライダー版)」のタロットカードをベースに解説が進められています。このウェイト・スミス版は、絵柄が具体的でストーリーを読み解きやすいため、多くのタロット解説書で採用されており、初心者の方が最初に手にするカードとしても最適です。
したがって、LUA氏の本で学ぶ際には、ウェイト・スミス版、あるいはそれに準拠したデザインのタロットカードを用意するのが良いでしょう。オリジナルのluaタロットカードはありませんが、LUA氏の解説によって、どんなカードも深く読み解く力を養うことができます。
リーディングが楽しくなる読み解きBOOKの活用法
LUA氏の『いちばんていねいなタロット』のような読み解きBOOKは、単にカードの意味を調べる辞書として使うだけではもったいありません。リーディングがもっと楽しくなる、効果的な活用法がいくつか存在します。
一つ目は、占う前後に、関連するカードのページをじっくりと読むことです。占う前に読むことでカードの世界観に深く入り込めますし、占った後に読むことで、自分の解釈が正しかったかを確認したり、新たな視点を発見したりできます。
二つ目は、スプレッドで展開された複数のカードのページを見比べ、カード同士の関連性や物語の流れを考察することです。例えば、「恋人」のカードの隣に「塔」のカードが出た場合、それぞれの解説ページを読むことで、その関係性がもたらす意味をより深く理解できるでしょう。
このように、読み解きBOOKを積極的に活用することで、リーディングの精度と楽しさは飛躍的に向上します。本と対話するように、じっくりと向き合ってみてください。
無料で78枚占いができるサイトやアプリ
タロットカードや解説書を購入する前に、まずは気軽に78枚占いを体験してみたいという方には、無料で利用できるウェブサイトやスマートフォンアプリが便利です。
これらのサービスでは、画面上でカードを選択するだけで、自動的にシャッフルやスプレッド展開が行われ、カードの意味や解説も表示してくれます。複雑な操作は不要で、すぐに本格的な78枚占いの雰囲気を味わうことが可能です。
ただし、便利な一方で注意点もあります。それは、機械的な解説に頼りすぎてしまうと、自分の直感やリーディング能力が育ちにくいという側面です。アプリの結果はあくまで一例として捉え、なぜそのカードが出たのかを自分なりに考えてみることが大切になります。
無料のツールは、タロット占いに親しむきっかけとしては非常に有効です。これを入り口として、興味が深まれば、実際にカードを手にして、自分自身でリーディングする楽しさをぜひ体験してみてください。
まとめ:78枚のカードで占うタロットの魅力
- タロットカードは基本的に78枚で構成される
- 78枚の内訳は22枚の大アルカナと56枚の小アルカナ
- 大アルカナは人生の大きなテーマを象徴する
- 小アルカナは日常の具体的な出来事を表す
- 78枚すべてを使うと詳細で多角的な占いが可能になる
- 小アルカナはワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4スートに分類される
- カードの解釈はキーワードやイメージで捉えるのがコツ
- 正位置と逆位置でカードの意味合いは変化する
- 占う枚数はワンオラクルからケルト十字まで様々
- 占いに依存したり同じ質問を繰り返したりするのは避けるべき
- 占い師LUA氏の著書は初心者向けの解説が丁寧で人気
- 『いちばんていねいなタロット』は78枚全てのカードを網羅
- LUA氏オリジナルのタロットカードは現在市販されていない
- 解説書は意味を調べるだけでなくリーディングを深めるツールとし活用できる
- 無料のサイトやアプリで手軽に78枚占いを体験することもできる
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